第二回 灰瞳に機すお茶会
※ ここに出てくる登場人物(特にヒロ)は本編と若干キャラが異なります、ご注意ください。
紫雨(本編弄られ役)「わーっ! わーっ!! わぁぁぁぁあああっ!!」
シュウ(本編ヘタレ役)「……どうしたんだ紫雨、狂犬病にでもかかったか?」
ヒロ(本編美少女役)「紫雨さんって犬みたいな人ですからね」
紫雨「出だしから酷いな!? だけどね、そりゃあ叫びたくもなるってもんだよ! どれだけこのコーナー捨て置いたと――」
ヒロ「あ、紫雨さん。誤解しないでくださいね? さっきの犬みたいというのは、良い意味で、ですから」
紫雨「え? 別にそれは気にしてないからいいんだけど」
ヒロ「犬みたいに御主人様に尻尾をフリフリする従順な下僕気質だという事で」
紫雨「いややっぱ駄目だよ!?」
ヒロ「紫雨さんがメイド服を着る場合、犬耳ヘアバンドに首輪必須ですね……」
紫雨「だからヒロ! いくら本編と若干キャラが違うって設定だからって、初っ端から飛ばしちゃ駄目なんだってば!!
本編をやってない人にとってヒロは清純でお淑やかで可憐な子なんだから!!」
ヒロ「嫌だなぁ紫雨さん、そんな人都市伝説に過ぎないですよ」
紫雨「自分を都市伝説にしちゃいけません!」
シュウ「で、どうしたんだ紫雨。始まるなりキャンキャン吼えて、餌のお時間ですか?」
紫雨「普通にムカツくね君って奴はッ!? だから、このコーナーのあまりの更新の間の置きに呆れてるんだよ!!」
ジョニー(本編親父役)「なるほど、つまり紫雨、お主はこう言いたい訳だな?」
ジョニー「犬も歩けば、棒に当たる…………と」
紫雨「いやまったく関係無いよ―――ッ!?」
シュウ「そうは言ってもな紫雨、ぶっちゃけた話そんなに語る事が無いんだぞ」
紫雨「い、いや! 本編について語る事とか一杯あるでしょ!?」
ジョニー「こんなコーナー見てもらうより『体験版』をやってもらった方が早いしなぁ」
紫雨「だからそういうのが公開された事とかを語るんだよ!!」
ナオキ(鬼畜役)「よし、じゃあ先日体験版を済ませたこの私が、体験版の内容を紹介してやろう」
シュウ「って、ナオキ、いつの間に………というかこの体験版公開されたの、現段階だと九ヶ月前だったんだが」
ナオキ「気にすんな死ね」
シュウ「気になる一言が語尾についてるんですが?!」
ナオキ「とりあえず語るぞ。プレイ時間は大体四時間程度、私達とヒロが出会ってからの三日間を紹介する感じだ」
紫雨「お話全体が一週間ぐらいだから、大体二分の一ぐらいって事かな?」
ナオキ「いや、体験版は選択肢まで行ってない、言うなれば三分の一ぐらいだ」
ジョニー「説明させて頂こう! 『灰瞳に機す』のコンセプトは『たった一つの選択肢』にあり、物語中盤に現れるこの選択肢によって主人公であるシュウの運命が大きく変わるのだ! 天国のようなグッドか、はたまた地獄のようなバッドか! それはプレイヤーである貴方の直感か考慮か適当さ加減で決められる!! しかも選択肢後が結構長いため最後の最後までグットかバットか分かりにくいのも本作の魅力というか言い逃れというか現実逃避というか。え、違いますよ? 決して選択肢をいっぱい作るのが面倒だったとかじゃないんだ! そういう作風なんだ!! という事で一つよろしく頼む!!」
紫雨「作風と言えば何でもかんでも許される訳じゃないと思うんだけど……」
ナオキ「選択肢に入るまでが大体六時間。選択肢後はシナリオが未完成なためはっきりとは言えん」
ジョニー「三時間以上かかるかもしれないし、三分で終わるかもしれないしと言う事だな!!」
シュウ「そもそも結構な勢いで『選択肢』って言ってるけど、実際どういう選択肢なんだろうな」
紫雨「やっぱりヒロに関する選択肢なんじゃないかな? なんといってもヒロは灰瞳のキーパーソンだし」
ヒロ「なるほど。私が絡む選択肢というと、つまりシュウさんが選ぶのはこの二つですね!」
A.『猫耳をつける』
B.『犬耳をつける』
シュウ「どっちもバットエンドの臭いがする――――ッ!!」
紫雨「さっきの会話からすると、確実に今のシュウの格好は……」
シュウ「言わんでいい! 想像をさせるな!!」
ジョニー「いや、分からんぞ皆の衆。確かにヒロは物語の中枢にいるといっても過言ではないだろうが、選択肢はもっと日常に溢れるものかもしれん」
ナオキ「日常のちょっとした選択が人生を大きく変える事もあるからな、その可能性もある」
ジョニー「つまり、シュウが選ぶ二つの選択肢はこんな感じのものに違いない!!」
A.『赤いキ○ネ』
B.『緑のタ○キ』
シュウ「うどんで悩むな俺―――!」
紫雨「一体この選択でどういう風に事態が転ぶのか……逆に気になるね」
ナオキ「もしかするとヒロが心底の『たぬき』派で、『きつね』を選んだ瞬間に嫌われるのかもしれないな」
ヒロ「え、私としてはどっちもおいしいので、正直どっちでもいいんですけど……」
紫雨「というか皆、この物語の本筋を忘れてない? 一応これ、シュウがヒロに恋してラブする話なんだよ?」
ジョニー「行為してハグ!?」
シュウ「どんな聞き間違いですか!?」
ナオキ「いや、結局流れて落ち着く終着点はそんな感じだろ」
紫雨「つまり、それを踏まえた上で、ボクはこんな選択肢じゃないかと思うんだよね」
A.『これはトムですか?』
B.『いいえ、それはペンです』
シュウ「何を踏まえた―――ッ!?」
ジョニー「選択肢というか、病気を患った人間同士の会話のようじゃのう」
ヒロ「それでいて一度は読む事がありそうですね、主に小学校とかで」
ナオキ「お前達、もっとしっかり考えろ。この選択肢という奴はこのゲームの中で最も重要なモノなんだぞ」
紫雨「そうなんだけどさ、やっぱりやってみないと想像がつかないよね」
ジョニー「空想は得意所なんだがな、こればっかりはプレイしてみないと分からんな」
ヒロ「いわゆるプレイしてからのお楽しみ、って奴ですね」
紫雨「そういう事だね!」
ナオキ「ああ、宣伝臭いがまさしくその通りだ」
シュウ「余計な事は言わなくていいからな……所でナオキ、体験版をやったばかりのお前だったら、どういう選択肢だと思うんだ?」
ナオキ「私か? ……そうだな、大して思い浮かばないが、お前の性格から考えると……」
A.『拉致監禁する』
B.『クロロホルムを使用する』
シュウ「お前俺に幸せになってほしくないだろ―――!?」
第二回 お茶会『きっともっと分かりやすい選択肢』
参加者:
メイド服が似合う人:シュウ
メイド服を着せる人:ヒロ
メイド服を三着持つ人:ジョニーX
メイド服を着ても恐い人:ナオキ
メイド服というか一番人に従いそうな人:紫雨